1人ではどうしても自分のペースから抜け出せず、ペース感がつかみづらいので、ここぞという練習をする時は、今日のラン友を見つけて一緒に(心で)走ってみてはいかがでしょうか。
5kmイベントに参加して
がんばりを「見える化」
ただ何となく走るより、明確な焦点があったほうがスケジュールも立てやすく、「ゴールまでは行き着こう」とランニングを続けられやすくなるものです。その小さな目標として最適なのが、5kmという距離です。
5kmであれば3カ月くらいランニングを続ければ、十分に達成できます。5kmのレースやイベントを設定すれば、期限に向けて、がんばる気持ちが持続します。
5kmのレースはRUNNETやスポーツエントリー、e-moshicomなどで検索してみてください。お住まい近くのレースもきっとあるはずです。
ランニングの継続を促す
イベント参加の魅力
レースに出たことがない人は、レースを「ハードルが高いもの」と感じてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。制限時間が短い、アスリートやベテランランナー向けの大会もありますが、多くの大会は途中歩いても完走できる制限時間で、参加するすべてのランナーを応援してくれるものです。

倉島万由子 著
レースディレクターと話をすると、どのディレクターもランニングの初心者に優しい大会づくりを目指していると言います。
初心者が無理なく参加でき、走ることを楽しめる、家族や仲間と参加できる大会へと変わってきています。走るすばらしさを広めたい、走る裾野を広げたいという気持ちは、どのディレクターも同じです。3カ月後に5kmのレースに参加している自分を、妄想しながら走ってください。それだけで練習は一段と楽しくなります。
レース参加後に自分がどう変わるかを、ぜひ体験してみてください。次の3カ月後にまたレースを入れたくなるはずです。ただランニングを繰り返すよりも、レースに出ることで、練習が退屈なリピートではなくメリハリがついて、あっという間に3カ月がすぎているはず。レースには、そんな不思議な力があります。