新型コロナウイルスが感染症法の5類に移行され、さらに円安の影響もあり、観光地はにぎわいを取り戻しつつある。
一方、地域住民の生活に配慮しない旅行客のマナーの悪さが目立つようになり、対策に動かざるを得ない状況も生まれている。
日本有数の観光地・京都では、観光客によるトラブルに長年悩まされてきた住民らが次なる一手を打った。
私道を往来する違反者に罰金を求める看板を5月29日に設置したのだ。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介)
山梨県ではコンビニ前に黒幕を設置
旅行客のマナー違反をめぐっては、最近、富士山をめぐる対応がニュースとして大きく取り上げられたばかり。
報道によると、山梨県の富士河口湖町では、コンビニの建物に富士山が乗っかっているように見える風景を目当てにした人が押し寄せ、道路を横切るなどの迷惑行為が多発。この対策として車道と歩道の間に黒い幕を張ることになった。
京都では観光地内の私道でトラブル
場所は変わって京都市東山区の観光地「花見小路」。風情のある街並みや舞妓さんが生活する建物が並び、国内外から訪れる人でごった返す。