参加できるのは罪を犯したことがある「前科者」のみ。職場や家庭では理解されない不安や悩みを語り合い、“先輩”に教えを乞う。そんな集まりがあると聞いて特別にまぜてもらった。(弁護士ドットコムニュース・一宮俊介)
罪名や服役経験を自己紹介
「住居侵入と強姦でトータル15年です」
「窃盗、詐欺などで2年10カ月です」
「子どもへの暴行で捕まって執行猶予が付きました」
6月4日午後7時過ぎ、オンラインでつながった約10人の男女が自己紹介を始めた。
最初に語られたのは、過去に犯した事件の罪名と服役期間、服役回数、出所してからどのくらいの日数が経ったか。
中には「罪名は控えさせてください」と話す人も。
参加者はお互いをニックネームで呼び合い、画面に顔を映し出さなくてもよいことになっている。