米政府当局者らは、米国からイスラエルへ供与される兵器について、ガザでの戦争開始当初と比べてペースが落ちている背景には、要請された兵器の多くがすでに輸送されているか納入されていることがあると述べた。イスラエル政府からも兵器供与の新たな要請は減少しているという。米イスラエル両政府は兵器供与を巡り、ここ1週間で関係が緊迫化。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は現在の供給ペースがかなり絞られているとする一方で、バイデン政権はこの主張に反論している。両国政府は共に3月から供与ペースに変化が生じたとしており、これは既存の要請への対応を終えたと米国が主張している時期とほぼ重なっている。一方で米国務省当局者は、開戦当初に大量の兵器が空輸されていた時期と比較すると現在の兵器供与のペースは落ちているものの、平時と比較すれば同等かそれを上回っていると述べた。