27日夜に開催された米大統領選候補者による第1回討論会で、ジョー・バイデン現大統領はドナルド・トランプ前大統領と論戦を交わした。バイデン氏は声がかすれ、時に言葉に詰まるなど、不安定なパフォーマンスを見せた。バイデン氏は世論調査でトランプ氏よりも年齢や体力への懸念が大きいことが示されており、民主党の不安が的中する格好となった。バイデン氏は3月の一般教書演説でエネルギーや闘志を前面に出したが、今回はそれを欠いていた。一方、トランプ氏は普段知られている姿とは違い、おおむね平静を保っていた。2020年の討論会でトランプ氏がバイデン氏の話をたびたび遮ったため今回導入されて話題になった、マイクのスイッチを切るボタンは、あまり役立たなかったようだ。
バイデン氏の高齢不安的中、トランプ氏は平静保つ
米大統領選第1回討論会の主なポイント
有料会員限定
あなたにおすすめ