米住宅は過大評価、いま買うリスクはPhoto:Bloomberg/gettyimages

 米国の住宅は本当に高い。しかもなお高くなっている。住宅価格動向を示す主要な指標によると、4月は前月比1.2%上昇した。2019年末から現在までに約50%上昇している。

 住宅購入希望者にとってこれは危機だ。住宅所有者にとっては棚ぼただ。住宅価格の上昇は、一般家庭の実質的な(すなわちインフレ調整後の)資産がここ何年かで急増している主な理由となっている。

 だが全ての人にとってこれは警告サインでもある。米連邦準備制度理事会(FRB)のモデルをはじめとする各種の指標によると、2000年代のバブル期のピーク付近と同じくらい住宅は過大評価されている。