
PHOTO: WILL MATSUDA FOR WSJ
米オレゴン州ポートランドにあるブレンダン・エングさんのランニングクラブは所属するランナーの数が2021年以降約4倍に増え、現在は80人程度になった。クラブのイベントにはランナー以外にも、ニューバランス、ホカ、アシックスといったシューズブランドの担当者が定期的に顔を出し、ランナーに新作スニーカーを試着する機会を提供する。無料グッズを配ったり、練習後のドリンク代を負担したりもする。
地元に本社を置くスポーツ用品大手、ナイキの存在感はない。
シューズメーカーが行う試着などのイベントについてエングさんは、クラブのリーダーを務めてきたこの3年間でナイキが実施したのは2回だけだったと話す。「ホカの担当者には今年は4回会ったと思う」