また、テレビで「昔、スパイと付き合っていた」と公表していたのがアンミカさんだ。
彼女はテレビで「付き合っていた元彼は、7カ国語を喋れて、見た目はアジア人。出会ってすぐにプロポーズされたが、仕事は貿易関係としか教えてくれず、偽名のクレジットカードを何枚も持っていた」と話していた。
これだけでもスパイとしてかなり怪しい条件がそろっている。
その上「時々、負傷して帰ってくる」「ホテルでは非常階段側の部屋しかとらない」「部屋にナイフが隠してあった」「眠りが浅く、小さな物音でもすぐに飛びおきていた」「見た目が地味だった」などのエピソードもあり、スパイハンターの私から見ても、スパイである可能性が高いように思われる。
アンミカさんの場合は、タレントにスパイが近づいたケースであるが、スパイが一般人に近づいて交際することもあるので、注意が必要だ。
スパイはなぜ
一般人に接近するのか?
ではなぜ、一般人が狙われるのか?
それはスパイにとって、単独行動するよりも、男女のカップルでいたほうが人の目につきにくく、スパイ活動がしやすいからだ。
例えば、ホームパーティに参加するときも1人よりもカップルで参加したほうが、違和感がない。
とくに海外では夫婦そろってホームパーティに参加することも多い。外国人のスパイなら、パートナー同伴のほうが、人の集まる場所で自然に溶け込むことができる。
また、日本でスパイ活動をする場合、日本ならではのルールや作法などは日本人の交際相手にレクチャーしてもらえばいいので、何かと助かる。
これらのことから、単独行動するよりはカップルでいるほうが、何かと隠れ蓑になるので都合がいいのだ。
勝丸円覚 著
「スパイと結婚詐欺は似ている」
とは、経験者のアンミカさんの言葉だ。
確かに「出会ってすぐに結婚をほのめかす」「職業があいまいで、会社の情報を明かさない」「携帯電話を何台も持っている」「自分の親にやたら会わせたがる、または絶対に会わせない」「仕事のスケジュールがあいまいで、教えたがらない」など、思い当たることが多い相手は、結婚詐欺師かスパイかもしれない。
共通点は、どちらも「騙しのプロ」ということだ。君子危うきに近寄らずである。