米大リーグ(MLB)のロサンゼルス・ドジャースが昨オフに大谷翔平選手と7億ドル(約1125億円)の契約を結んだ時、二刀流のスーパースターへの契約金は、野球史上まれに見る武器を手に入れるための対価という認識だった。
それから半年がたち、ドジャースが今になって気づいたのは、史上まれに見る「一刀流」の武器も手に入れたということだ。
大谷選手は昨年の肘の故障のため今季は登板できず、指名打者としてのみプレーしている。しかし、シーズンを通して猛打を振るう姿は、マウンドに立てない状態であってもスポーツ界有数の価値ある選手であることを証明している。