評価が主観に陥りやすい
小さなチームのマネジメント
皆さんこんにちは、澤です。
仕事をしていると、なんらかの形で他の人と一緒に活動する機会があります。場合によっては、部下を持っていたり、プロジェクトのリーダーだったり、責任のある立場を任されることもあるでしょう。
私自身、所属メンバーは6名というスモールチームのマネージャーをしています。今回は、自分の体験も交えながら、いかにしてスモールチームにおいてリーダーシップを発揮しながらマネジメントするかについて考えてみたいと思います。
当たり前の話ですが、スモールチームのマネジメントは何十人、何百人というメンバーを率いる場合と比べて、メンバー一人当たりに使える時間は格段に増えます。その分、手厚いサポートをしたり、正確に業務内容を把握したりすることができます。
マネジメントの観点から言えば、「目が行き届く」ということは、間違いなくプラスの作用があります。ちなみに、ここで言う「マネジメント」は、必ずしも「評価すること」を指すわけではありません。業務がスムーズに進行するために、あれこれ働くこともマネジメントに含まれます。
マネジメントされる側も、「自分の仕事を把握してもらっている」という感覚を持ちやすい側面があります。こうした利点から、スモールチームは機能しやすいとも言えます。
しかし、その一方で、「評価が主観的になるリスク」も見逃せません。仮に業績評価をする立場ではないとしても、このようなプライオリティ付けは必ずしもチームに好影響を与えません。
ある人の仕事の進め方が好きでない場合、「鈴木さん、なんでその順番でやるのですか? 田中さんの方が効率的なやり方だと思うんですけど」などと言ってしまったら、人間関係に決定的なダメージを与えてしまいます。では、どうすればいいのでしょうか?