夏でも疲れない人がよく食べる「意外な食品」とは?【医師が解説】料理のバリエーションが豊富なある食材。週に何度も食べている人は、疲れを知らずいつも元気で、シミやシワが少なくて年齢よりも若く見え、成人病健診の数値も上々なのではないか(写真はイメージです) Photo:PIXTA

いつも仕事や家事、育児に追われ、さらに猛暑日続きでなんだか体が重たい、ゆっくり寝ても疲れがとれない、そんな悩みを抱えている人は少なくないでしょう。その一方で、毎日エネルギッシュに活動し、イキイキと過ごしている人もいる、その違いはどこにあるのでしょうか。工藤孝文さん監修の『「疲れない人」の習慣、ぜんぶ集めました。』(青春出版社)から、心身の活力を保つ食生活の秘訣、すぐに寝つけて深い眠りを得られるコツ、心の健康をキープするストレス対処法、疲れがたまらない姿勢や体の動かし方など、すぐに試せる元気のコツを紹介します。

塩ザケ、ムニエル、ちゃんちゃん焼き。疲れない人はサケが大好き

 塩ザケはもちろん、ムニエルやフライ、ちゃんちゃん焼きなど、料理のバリエーションが豊富なサケ。週に何度も食べている人は、疲れを知らずいつも元気で、シミやシワが少なくて年齢よりも若く見え、成人病健診の数値も上々なのではないか。

 サケは高たんぱくのうえに、脳に作用して記憶力を向上させるDHA(ドコサヘキサエン酸)や、血圧や血糖値を下げるEPA(エイコサペンタエン酸)といった体にいい不飽和脂肪酸が多く含まれている。

 そして特筆されるのが、サケ独特の赤い色を生み出しているアスタキサンチン。赤や黄色の天然色素であるカロテノイドの一種で、さまざまな健康効果を持つことがわかっている。