米民主党内ではジョー・バイデン大統領を大統領選から撤退させ、代役を立てようとする試みが続いているが、米国の有権者は現在、明らかに衰弱している現職大統領か、それとも混乱のリスクをもたらすドナルド・トランプ氏のどちらかを選ぶことを迫られている。トランプ氏は皆を注意喚起するかのように、中国が台湾を攻撃しても台湾の防衛に関与しない可能性についてほのめかしている。「台湾は守ってもらう代償を払うべきだ。知っての通り、われわれの立場は保険会社と変わらない。台湾はわれわれに何の対価も支払っていない」。トランプ氏は、米経済誌「ブルームバーグ・ビジネスウィーク」にこう語った。「(台湾は)半導体ビジネスを奪った」と主張し、なぜ「それ(台湾の防衛)をしなければならないのか」と続けた。同氏はまた、地理の授業をするかのように「台湾は(米国からは)9500マイル(約1万5300キロ)のかなたにある」が、「中国からの距離は68マイル(約109キロ)だ」と述べた。
【社説】トランプ氏最大の混乱リスクは台湾か
台湾防衛に関与しない可能性を示唆
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