「普通に答えただけなのに怒られる」「何をしてもダメ出しされて辛い」「いつも妻の機嫌が悪くて居心地が悪い」そんなモヤモヤを抱えている男性はいらっしゃいませんか。じつは、妻が夫に何度も言う言葉、独り言のように呟(つぶや)く言葉、試すような言葉、怒ったように吐き出す言葉、その言葉の裏には、1時間や2時間では伝え切れないほどの“ホンネ”が隠されているのです。夫婦問題カウンセラー高草木陽光さんの著書『ホンネがわかる妻ことば超訳辞典』(青春出版社)から、妻の気持ちに寄り添い、大切な人を大切にできる「妻ことば」の解読法を伝授します。
妻ことば(1)――
「美味しい?」「美味しかった?」
料理を作った妻が、夫に「美味しい」と言ってもらいたいときに発する言葉です。
黙って待っていれば自動的にご飯が出てくると思っているアナタ! まさか、無言で食べたりしていませんよね? 「美味しい」とか「ありがとう」って、必ず言ってますよね?
無言で食べるって、作った人に失礼だから! ウソでもいいから「美味しい」って言ってくれる気遣いとかできないの? なんでそういうところに気が付かないんだろ。もう作る気なくすわ。
妻の「美味しい?」の裏には、こんな意味が込められています。
こんなとき、夫が「普通」「大丈夫。食べられる」「味が薄い(濃い)」「油っぽい」などと言うのはNGです。