中学受験「子どものケアレスミス撲滅」6つの特訓メニュー、夏休みに放任する親は後で泣く!写真はイメージです Photo:PIXTA

中学受験の勉強をする上で、見逃せないのが「ケアレスミス」。算数の計算問題でのうっかりミスから国語の漢字の書き間違い、教科・単元に関わらず問題文を読み間違いをするなど、ミスの種類は幅広い。多くの受験生が悩むこの問題について、約2万人の中学受験をサポートした実績を持つ塾講師の著者が解決策を提案する。(国語専門塾の中学受験PREX代表、教育コンサルタント・学習アドバイザー 渋田隆之)

計算、漢字、問題文の読み間違い……
ケアレスミスを減らす6つの特訓メニューを紹介!

 こんにちは、渋田隆之と申します。塾講師や塾の経営などで中学受験に携わること33年、約2万人の生徒や保護者と関わらせていただきました。現在も、現場の最前線で授業や面談、講演会や執筆をさせていただいております。机上の空論ではなく、超リアルで、すぐに役立つ記事をお届けできればと思っています。

 さて、今回の本題ですが、うちの子は「ケアレスミスが多くて困るんです」という相談があります。親向けの講演会などでは、このお題で話してくださいとリクエストされることも。「このミスがなければ、テストであと○点取れるのに」「ミスがなくなれば、塾で一つ上のクラスにも上がれるのに」という親の気持ちは痛いほど分かります。

 夏休み中にケアレスミスを減らす特訓をしている家庭も多いのではないでしょうか。

 ということで、連載の初回は「ケアレスミスをなくすための6つの特訓メニュー」を紹介します。計算問題から漢字、語句、問題文の読み間違いまで、教科や単元に関わらず、活用できる方法です。

 次ページから、ケアレスミスとの向き合い方、親から子どもへの注意の仕方をお伝えします。この夏、ぜひ親子で取り組んでみてください。