北海道のビーチが
上位に複数ランクイン
5位は山口県山陽小野田市のきららビーチ焼野と、北海道石狩市の厚田海浜プールで、CODは4.6mg/リットルだった。
きららビーチ焼野は、「焼野海岸CCZ整備事業」のひとつとして整備され、「日本の夕陽100選」にも選ばれた海水浴場。厚田海浜プールは厚田漁港に隣接している、遠浅の砂浜で、消波ブロックに囲まれた波の穏やかな海水浴場だ。
7位は厚田海浜プールと同じく北海道石狩市にあるジェットビーチ石狩で、CODは4.5mg/リットルだった。石狩市を流れる望来(もうらい)川の南側に隣接した海水浴場だ。
8位は北海道羽幌町のはぼろサンセットビーチで、CODは4.4mg/リットルだった。リゾート気分を演出するためヤシの木型の照明を設置しており、きれいな夕日が眺められるのを売りにしているビーチだ。
ちなみに、22年版の「透明度」が低い海水浴場ランキングでは1位だった(23年版ランキングでは5位)。
また、9位は愛知県蒲郡市の西浦温泉で、CODは4.2mg/リットル。10位は北海道北斗市の七重浜で、CODは4.1mg/リットルだった。
トップ10の内訳を見ると、北海道(4カ所)と青森県(3カ所)だけで7カ所を占める結果となった。
なお、ランキングは川、湖沼の水浴場も対象としている。長野県や滋賀県など海のない自治体に住む人も、ぜひチェックしてみてほしい。
また、調査時の天候や、波の状況などが結果を左右することもあるため、前年の格付けも併せて確認すると良いだろう。
新型コロナウイルスの感染が拡大し、流行「第11波」の懸念が高まっている。海水浴場に多くの人が訪れる中、感染対策に十分気を付けて、楽しんでいただきたい。
(ダイヤモンド編集部 松本裕樹、清水理裕)