歯医者「減少」時代#26Photo:RossHelen/gettyimage

教育研究経費比率は、大学の本分である教育・研究にどれくらい投資を行っているかを表す指標だ。歯学部「淘汰危険度」ランキング(本特集#14『歯学部「淘汰危険度」ランキング2024【私立17大学】ワースト1位の大学は国試合格率も3割で最下位』)に続いて、特集『歯医者「減少」時代』(全26回)の最終回では、歯学部を持つ私立大学財務ランキングの第9弾、教育研究経費の割合を示す「教育研究経費比率」ランキングを公開する。( ダイヤモンド編集部 竹田孝洋、野村聖子)

“本分”にきちんと投資しているのは?
「教育研究経費比率」ランキング

 一般企業の財務においては通常、経費は少ない方が良いとされている。大学においても同様ではあるが、本分である教育・研究活動への投資があまりにも少ないのは望ましくない。

 学校法人会計基準では、教育・研究活動に直接関係する経費である「教育研究経費」と、その他の「管理経費」を明確に区分して計上することとなっている。

 次ページでは、歯学部を持つ私立大学財務ランキングの第9弾、経常収入に占める教育研究経費の割合を示す「教育研究経費比率」ランキングを公開する。