歯医者「減少」時代#24Photo:kumikomini/gettyimages

少子化で学費収入が心もとなくなる中、外部からの寄付金を安定して得ている大学はどこか。歯学部「淘汰危険度」ランキング(本特集#14『歯学部「淘汰危険度」ランキング2024【私立17大学】ワースト1位の大学は国試合格率も3割で最下位』)に続いて、特集『歯医者「減少」時代』(全26回)の#24では、歯学部を持つ私立大学財務ランキングの第7弾、OB・OGなどからの寄付金収入の割合を示す「経常寄付金比率」ランキングを公開する。(ダイヤモンド編集部 竹田孝洋、野村聖子)

外部からの寄付金の割合が大きいのは?
「経常寄付金比率」ランキング

 大学の本分は、教育活動だ。教育関係者の間では、収益に占める入学金や授業料などの納付金の割合が大きい方が大学会計の姿として望ましいとされてきた。

 しかし、来る空前の少子化時代において、納付金収入の減少は避けられず、経営の安定には収益の多角化が必須となる。そこで、生命線となり得る収入源の一つが、OB・OGなど外部からの寄付金だ。

 次ページでは、歯学部を持つ私立大学財務ランキングの第7弾、経常収入に占める寄付金の割合を示す「経常寄付金比率」ランキングを公開する。