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教育機関である大学において、人件費の削減は教育の質を下げるリスクがあり、安易に行うべきではないが、一方で身の丈に合わない人的投資は経営の健全性を欠く。特集『薬局・薬剤師 サバイバルダンス』（全24回）の＃23では、本特集＃10『薬学部「淘汰危険度」ランキング【全国56私立大学】1位は加計学園に見捨てられた大学、史上初！財務指標付き』に続いて、薬学部を持つ全国55私立大学財務ランキング第7弾「人件費比率」ワーストランキングを公開する。（ ダイヤモンド編集部 竹田孝洋、野村聖子）
人件費の割合が高い大学は？
「人件費比率」ランキング
通常、大学をはじめとする教育機関において最大の支出額となるのが人件費だ。
人件費の削減は、教育の質を下げるリスクがあり安易に行うべきではない。しかし一方で、身の丈に合わない人的投資は財務健全性を欠く。
特に近年、定員割れで学生からの納付金が集まらない薬学部が続出し、収支の悪化を来している大学も散見される。
今回、薬学部のある全国55私立大学の財務諸表について2018～22年度の5年間分を分析し、八つの経営指標ごとにランキングを作成した。その第7弾では「人件費比率」ランキングを公開する。
