歯医者「減少」時代#19Photo:Mario Arango/gettyimages

歯学部には付属病院が併設されており、病院の業績も大学経営に影響を及ぼす。歯学部「淘汰危険度」ランキング(本特集#14『歯学部「淘汰危険度」ランキング2024【私立17大学】ワースト1位の大学は国試合格率も3割で最下位』)に続いて、特集『歯医者「減少」時代』(全26回)の#19では、歯学部を持つ私立大学財務ランキングの第2弾として、付属病院をはじめ医療事業の採算性を表す「医療収支比率」ランキングをお届けする。( ダイヤモンド編集部 竹田孝洋、野村聖子)

医療事業の採算性を表す
「医療収支比率」ランキング

 わが国においては、大学設置基準の第39条で「『医学または歯学に関する学部』を設置する大学には、教育研究に必要な施設として『付属病院』を置くものとする」と定められている。

 つまり、全ての医学部、歯学部には付属病院が存在するということだ。付属病院の業績は、当然大学本体の経営にも影響を及ぼす。

 次ページでは、歯学部を持つ私立大学財務ランキングの第2弾として、付属病院をはじめ医療事業の採算性を表す「医療収支比率」ランキングをお届けする。