催促の場面で避けたいフレーズ
ビジネスで使いがちな「あの略語」も危険!
依頼のメールを送り、期限が過ぎても相手から反応がないときは、相手がメールを見ていない、忙しくて手をつけられていない、緊急案件が重なる中で忘れてしまった、などの事情があるかもしれません。催促するときは、相手を責めるような印象を与えることなく、客観性を保った表現を使いたいです。
避けたいのは、次のような表現です。
Did you see my email?
メール、見ましたか?
*ぶしつけで丁寧ではありません。
You didn’t submit the materials for tomorrow’s presentation.
明日のプレゼン用の資料を提出していないですね。
*you didn’t...(あなたは〜していない)は直接的なニュアンス。相手を責めているように聞こえます。
You haven’t replied yet.
あなたはまだ返信していません(返事をもらっていません)。
Please reply ASAP.
早急に返事をください
*「早急に返事してくれる?」のニュアンス。表現が一方的で、丁寧ではありません。
ビジネスでは、緊急な依頼のときなどに ASAP (as soon as possible の頭文字) をよく使うと思われがちですが、実際には一方的で命令しているニュアンスがあります。Can you reply ASAP?( できるだけ早く返事してくれますか?)と言うと、こちらの都合を押し付けていると受け取られるかもしれません。目上の方や社外の方には使わない方がよく、特に略語は避けた方が良いです。
なお、自分のアクションについて、I will confirm and get back to you as soon as possible.(確認次第、なるべく早くお返事します)のように使うのは問題ありません。
また、次のように表現すると、丁寧で、相手に気持ちよく受け取られやすいです。必要に合わせて組み合わせたり応用したりしてみてください。