相手を気持ちよく動かすおすすめ表現
上から目線にならないポイントは?
It seems that we have not received the materials for tomorrow’s presentation. We would appreciate it if you could get back to us at your earliest convenience.
明日のプレゼンのための資料をまだ受け取っていないようです。 ご都合がつき次第、スライドをお送りいただけますと助かります。
*It seems...(~のようです)と表現することで、自分の主張というより、客観的な事実として(相手がまだ資料を送っていないことを)伝えることができます。
I believe we have not yet received a reply to our email [regarding ABC]. Please let us know if you need more time or if you have any questions.
[ABCについての]メールへの返信をいただいていないようです。もう少しお時間が必要な場合、またご質問がある場合はお知らせください。
We’d greatly appreciate it if you could take a moment to review the email below. If you have any questions [or concerns], please feel free to let us know.
以下のメールをご確認いただけますと幸いです。質問[や気になる点]などありましたら、いつでもご連絡ください。
*「こうしていただけるとありがたいです」という丁寧な表現方法。If you have any questions... のひとことは、催促に限らず、幅広い内容のメールの締めくくりなどでも使えます。pleaseの後を please don’t hesitate to let us know [at any time]. (お気軽に[いつでも]お知らせください)と表現することもできます。don’t hesitate to ... を直訳すると「〜することを躊躇しないで」の意味で、「遠慮なく〜してください」のニュアンスになります。
I’m afraid we have not received the materials for tomorrow’s meeting.
明日のミーティングのための資料をまだ受け取っておりません。
*I’m afraid...は「恐れ入りますが」「申し訳ございませんが」のニュアンスのクッション言葉。「断る」「反論する」「難しいお願いをする」など、相手にとって好ましくないことを伝えるとき、文頭に添えることで、その後に続く内容の「衝撃」を和らげ、相手に心の準備をさせてから伝えることができます。例えば、相手の間違いを指摘するときは I’m afraid that might be incorrect. (恐れ入りますが、それは間違いのようです)と表現できます。
Could you please submit the materials for tomorrow’s meeting?
明日のミーティングのための資料をお送りいただけますか?
*リクエスト形式にして相手に改めて依頼する方法もあります。依頼の表現として、Please submit the materials for tomorrow’s meeting. のように、文頭に please を付ければ丁寧になると思われがちですが、実際には「please + 動詞」の表現方法は一方的で命令調に聞こえます。相手に選択肢や断る余裕を与えない言い方になり、「上から目線」なニュアンスも感じられます。特に目上の人には使わないのがベストです。
リクエスト形式にすると、相手の都合に配慮した丁寧な聞き方になります。Could you please... ?(〜していただけますでしょうか?)のように、できるかどうかの可能性を聞く表現にすると、引き受けるかどうかを考えて返事をする余裕を与えることができます。さらに、can ではなく過去形の could を使うことも丁寧な表現に調整しているポイントです。