東京理科大学の大学生だったとき、夏休みの暇つぶしで突如「そうだ、投資をしよう!」と思い立った。証券口座を開設して、家庭教師のアルバイトで稼いだ貯金をほぼ全額投入。知識ゼロ・経験ゼロの状態から投資をしてみたものの、わずか2週間で全額溶かしてしまった……。そこで投資を諦めず、本腰を入れて勉強。就職してから本領を発揮して、1銘柄だけでも億単位のリターン(売却益)を得るなどして、入社4年でFIRE(経済的な自立による早期リタイア)。そこで得た投資の最終結論は、常識の真逆をいく「小型株集中投資」という手法だ。その投資法を1問1答のクイズ形式で学べる『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)の著者が、アマチュアだからこそプロに勝てる“儲かる株の見つけ方”を基礎の基礎から応用まで解説する。
※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。

【新NISAにも役立つ】小型株集中投資の達人が教える「10倍株」に巡りあう2つの条件Photo: Adobe Stock

小型株集中投資の醍醐味

小型株集中投資の醍醐味の1つは、たった1つの銘柄への投資で資産が数倍、場合によっては数十倍にも増える可能性があることです。

米国株の例ですが、Amazon.com(AMZN)が上場したばかりの頃に100万円投資していたら、いまごろ約20億円(約2000倍)になっていますし、そこまで大きなリターンが得られなくても、数年で10倍になるような銘柄は、日本にもたくさん存在します。

【新NISAにも役立つ】小型株集中投資の達人が教える「10倍株」に巡りあう2つの条件

どんな株が10倍になる
可能性があるのか?

では、一体どのような株が10倍になるのでしょうか?

『会社四季報』(2019年4集秋号、東洋経済新報社)のなかで、「在任中に時価総額を10倍以上に増やした経営者」という特集が組まれていました。

それによると、株価10倍超えの会社は68社。ここから先は、私が独自に調べた結果ですが、株価10倍になった68社のうち、75%程度がオーナー社長の会社で、93%が時価総額300億円以下の会社でした。

つまり、オーナー社長が経営している時価総額300億円以下の会社から、10倍株が出現する可能性が高いといえます。

投資の本質的な
考え方を学ぶべき

拙著『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)ではそうした10倍株になる可能性を秘めている「小型株」を対象にした「集中投資」という投資手法をベースに出題しています。

投資の本質的な考え方を学び、投資を続けてさえいれば、あなたも近い将来「10倍株」に出あえるかもしれません。

※本稿は『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円 【1問1答】株ドリル』(ダイヤモンド社)から一部を抜粋・編集したものです。