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幸福度ランキングにおいて、フィンランドが7年連続で世界1位となる一方、日本はなんと51位。そして、2位デンマーク、3位アイスランドと、上位は北欧の国々が独占している。日本が北欧福祉国家のように幸せになれないのはなぜなのか?問題点を“論破王”が解説する。本稿は、ひろゆき著、根本和彦監修『税弱な日本人からふんだくるピンハネ国家の不都合な真実』(宝島社)の一部を抜粋・編集したものです。

日本の人口は年間約80万人減少
与党は現政策を見直すべき

 YouTubeで会議などをやっていると、よく「ひろゆきさんは日本が嫌いなんですか?」という質問をされることがあります。

 おそらくこういう人が言っている日本とは、日本という国土の上に日本民族が住む国のことだと思います。ただ、僕は長期的に見れば、日本という国にアメリカ人や中国人が住んでもいいと思っています。

 なぜなら、今の少子化によって、その日本民族が年間70万~80万人くらいは減っているからです。80万人というと、だいたい山梨県の人口と同じくらいです。また、太平洋戦争のときには3年半余りで310万人くらいの日本人が死んでいるんです。1年に換算すると約80万人になりますので、例えは悪いかもしれませんが、現在では太平洋戦争の頃と同じくらい日本人の数が減っているということです。

 それだけ多くの日本人を減らしている原因は、自民党と公明党が行っている政策です。与党の政策の結果として、子どもが増えずにひたすら減少しているんです。

 だから僕は、もし長期的に日本民族が住む日本という国を維持したいと思うのであれば、今の政府のやっている政策は間違っているんじゃないですか、ということを指摘しています。

 あるいは、もし政策が変わらないのであれば(実際、変えることは難しいと思いますが)、単一民族に近い国ではなく、外国人が居住してもいいのではないかと思うのですが、日本からかなり離れたフランスに住んでそういうことを言うと、なぜか「日本嫌い」と言われてしまう謎の状況に陥っているのです。

フィンランドの国民が
「幸せ」な理由

 国連の持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)が2024年3月20日に発表した「世界幸福度報告書」によれば、世界の生活満足度において、フィンランドが7年連続で幸福度ランキング首位となりました。

 日本は51位、前回15位の米国は23位でした。また、2位はデンマーク、3位はアイスランドと、上位は北欧の国々が独占しています。

世界幸福度ランキング世界幸福度ランキング 同書より転載 拡大画像表示