自分の価値を高く売る「パーソナル・ブランディング」は、自らのキャリアにおいて収入アップにつながる重要な要素だ。そしてパーソナル・ブランドとは、顧客に「真っ先に思い出してもらえる個人になること」。すなわち、自分の資産を作る活動でもある。まずは「私はこれが得意」「私はこれが好き」と自身を言語化することから始めよう。※本稿は、守山菜穂子氏『選ばれる人になる「パーソナル・ブランディング」の教科書』(三笠書房)の一部を抜粋・編集したものです。
パーソナル・ブランディングで
得られる4つのメリット
選ばれる人になるための技術、それが「パーソナル・ブランディング」です。パーソナル・ブランディングに取り組むと、大きく4つのメリットがあります。
(2)認知度が上がり、やりたい仕事、適した仕事が来る
(3)信頼度が上がり、仕事が進めやすくなる
(4)自分の価値を高く売ることができ、収入が上がる
人生100年時代、私たちはこの先、かつて人類が経験したことがないほど長い時間、働くことになります。すでに定年70歳が国の指針となり、さらに定年制の廃止も推進されています。70代でも働くことが「普通」の社会になりつつあるのです。
そんな長い仕事人生の中、歯を食いしばって望まない仕事を続けるのはしんどいに決まっています。仕事やお客様を選べる環境に身を置いて、生きていきたいですよね。
自分らしさが周囲に伝わり、その価値を評価してもらって、指名で仕事が来る。そうやって自分がやりたい仕事、自分に適した仕事を続けられる、自分を信頼してもらって仕事を任せてもらえるというのは、人生における大いなる喜びとなるはずです。
また、自分の価値を高く売り、高収入を得ることも非常に大切です。
自分や家族が生活するだけでなく、次世代への教育や地球環境保全など、持続的に成長する社会に対して投資することができれば、自らの人生に大きな意義や意味を見出すことも可能になります。