その後、お客様に困りごとや、何らかのニーズが発生した際に、真っ先に自分を想起してもらえたのならば、自分が「ブランド」を確立できたと言えます。

 お客様に何か困ったことがあったとき、一番に思い出される人。頼れるし、カッコいい、安心な存在ですね。では、どうしたら、一番に思い出される人になれるのか?

 それにはまず、お客様に「知られている」必要があります。あなたがどんなに魅力的でも、あなたのことを知らない人はあなたを思い出せないのですから、当然ですね。

 さらに「一番に」思い出されるためには、お客様に「よく知られている」ことが重要です。具体的には、以下のような状態です。

イラスト2Illust:(C)守山菜穂子 拡大画像表示

・お客様が、自分の姿形と名前、所属など、基本情報を知っている。

・お客様が、自分の経歴、前職や以前のプロジェクト経験など、歴史を知っている。

・お客様が、自分が大切にしていることや日ごろの働き方など、信条を知っている。

・お客様が、自分の今後やりたいことなど、未来イメージについても知っている。

 パーソナル・ブランディングで、あなたの立ち位置をはっきりさせ、お客様に「よく知られている」状況を作っていきましょう。