ヤマト運輸で50代作業員が「1人ストライキ」、40度超えの倉庫が暑すぎる!熱中症対策で佐川と格差ストライキした男性(前列左から2人目/弁護士ドットコム撮影)
*本記事は弁護士ドットコムニュースからの転載です。

 猛暑がつづく中、物流最大手「ヤマト運輸」で働く男性社員(55歳)が8月19日、倉庫内で働く労働者に熱中症対策をするよう求め、ストライキをおこなった。

 東京・霞が関の厚労省記者クラブで会見した男性によると、倉庫内の気温計は40度を超えているといい、「命の危険にさらされながら働いています」とうったえ、ファン付き作業服の支給や倉庫内の環境改善を求めた。

鎮痛剤で頭痛を抑えながら働く

 男性は勤続27年で、現在は兵庫県尼崎市にあるヤマト運輸の営業所で荷物の仕分け作業を担当しているという。勤務は平日5日間、9時から19時までで、ほとんどの時間を倉庫内で過ごしている。男性以外に、短時間で働く非正規雇用の作業担当者がいるが、フルタイムで働いてるのは男性だけという。

 会見で男性は、倉庫内がいかに過酷な環境であるかを語った。