【20代で1億貯めた元会社員が教える】FIREを果たして自由になった人がハマるドツボ

「お金は欲しいけど、仕事はしたくない」
「定年まで働くなんて考えられない！」
そんな思いが少しでもあるのなら参考にしたいのが、入社4年目の26歳でFIRE（経済的自立と早期リタイア）を果たした遠藤洋氏の著書『投資をしながら自由に生きる』（ダイヤモンド社）だ。仕事をしながら「小型株集中投資」によって資産を築いた著者が、「最速でお金から自由になる」ための秘策を伝授！ さらに「お金」にも「時間」にも縛られず、好きなことをしてお金を稼ぎがら、人生を最大限に満喫する方法を徹底指南する。
※本稿は『投資をしながら自由に生きる』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。

お金のために働く人
お金に働いてもらう人

何かを購入するときも、「価格」を見るのか「価値」を見るのかで、まったく異なる選択をします。

そうなると、もはや別の価値観で生きているため、どうしても両者は話が噛み合わなくなってしまいます。

会社員が平日に思いつきでふらっと1泊で温泉旅行に行くことは難しいかもしれませんが、自由人にとってはもはや日常です。

人生のステージが変わった証拠

学生時代や会社員時代の友人と疎遠になると同時に、自分と似たような価値観や金銭感覚を持つ経営者、自由人たちとのつき合いが、自然と増えます。そのほうが、何かとストレスなくつき合えるからです。

こうして交友関係は変化していくのですが、これは自分が成長して人生のステージが変わった証拠でもあります。

FIREした人の2つの末路

すべての行動が自由になると、その気になれば1日中引きこもってゲームをやり続けるような生活を送ることもできます。

家族やパートナーがいれば注意してくれるかもしれませんが、ひとり暮らしだと何をしようが誰も文句をいう人はいません。

そうするとついつい自分に甘くなってしまい、自堕落な生活に陥ってしまうことがあります。

自由になって“燃え尽き症候群”に？

自堕落な生活とまではいかなくても、「本当の自由」を獲得したことにより、いわゆる“燃え尽き症候群”のようになって、次の目標を見失ってしまう状態に陥りがちです。

そうなると、新しいことへのチャレンジも減り、人としての成長が止まってしまう可能性もあります。

知人の社長は、会社の株式を売却して数十億円もの現金を手に入れましたが、自堕落な生活に陥ってしまい、うつ病と診断されてしまいました。

自分で自分をコントロールする

たとえ「本当の自由」を手に入れたとしても、人生がつまらないものになってしまっては本末転倒です。

さまざまな制約がなくなって自由になるからこそ、その自由のなかでしっかりと自分で自分をコントロールすることが、とても大切になります。

※本稿は『投資をしながら自由に生きる』（ダイヤモンド社）より一部を抜粋・編集したものです。