正解:売り

チャートで「強い売りシグナル」が出たら、問答無用の「売り」

 冒頭で説明した通り、テクニカルで「強い売りシグナル」が出た時は、ファンダメンタルズ判断は無視してテクニカルに従うべきです。

 AIは日進月歩。最先端だと言われている技術があっという間に陳腐化し、もっともらしい成長ストーリーが、後から「だまし」と判明することもあります。

P社株価チャートには「強い売り」シグナル

 P社は、高成長を期待する買いで3回急騰しましたが、いずれも直後に大量の売りが出て急落しています。こうなると成長ストーリーが「だまし」だと疑う人が増えます。

 1回目の急騰局面で30万株、2回目も30万株、3回目は7万株の売買高があります。大量のしこり玉(含み損を抱えた保有株)があります。

 売買が細ったところで、このしこり玉が損切りに動けば株価は急落します。

投資のプロが教える「株で稼げる人と損する人では考え方に決定的な違い」

(本稿は、『株トレ ファンダメンタルズ編』から抜粋・編集したものです。)