成績アップ率、驚異の95.7%を誇る、門外不出の勉強法をついに解禁!小学生から社会人まで世代に限らず、「こんな勉強法があるなんて知らなかった!」という声が続々。なぜ、ストレスフリーになると、勉強で成果を出せるのか。そこには「一瞬で覚えられる」「10分の1の勉強時間で」という魔法のような方法はありません。最新の脳科学に裏付けられた、誰でも効果が出る『ストレスフリー勉強法』よりすぐに使えるノウハウを紹介する。
脳科学的に正しい方法だから
誰でも“無理なく”結果につながる!
・土日勉強しない人に、「朝食後に図書館の壁にタッチしに行く」というルーチンを設けたら平均勉強時間が3倍にアップ!
・帰宅後、スマホをだらだら見てしまう人に「着替える前に10分勉強する」ことを約束事にしたら、10分どころか1時間以上勉強するように!
・勉強を始めるのに腰重い人に、「寝る前に翌日勉強する教材を机の上に広げておく」ようにすすめたら、起きてすぐの勉強がスムーズに!
ほんの一例ですが、です。どれも科学的に正しいとされる方法を応用して、勉強する習慣につなげたものです。
言われた本人たちは、勉強効率にどう関係するのか、成績アップにどうつながるのか、まったくわからずに実践したことでしょう。
なぜ、勉強効率がアップし、成績を伸ばすことができたのでしょうか。
成績アップ率95.7%の秘密とは?
私は中学生の頃、「勉強法」という分野に出合い、強烈に興味を惹かれました。「実践すれば誰でも効率よく勉強できる」という点に大きな魅力を感じ、人生の攻略本を手にしたかのような気分になったからです。
中学・高校時代には約500冊の勉強に関する本を読み、自分に合うものを取り入れていきました。そのかいあってか、京都大学の経済学部に現役でトップ合格することができました。この経験を活かし、2010年からオンラインで全国各地の人にマンツーマンで勉強を教えています。現在では脳科学、心理学、行動経済学など幅広い分野の知識を取り入れ、1500冊以上の書籍や論文を読み、学習指導に磨きをかけています。
それから、十数年、私が運営する完全個別オンライン指導塾「となりにコーチ」は、成績アップ率
95.7%を誇っています(2024年8月現在)。この驚異的な実績をもたらしているのが、本書でご紹介する門外不出の「ストレスフリー勉強法」です。
成績が上がらないのは、地頭のせいではない
これまで私は、小学生から大学生、社会人まで幅広い年齢層の方々に指導してきました。本書では「生徒」や「学生」という表現が混在していますが、老若男女関係なく、ほぼ目標達成に役立つ内容です。
指導を通じてわかったことがあります。成績が上がらない人の共通点は「大きなストレス」を抱えているということ。学校の宿題、部活、人間関係、家族関係、仕事、転職など、その要因はさまざまですが、皆さん何かしらのストレスを抱えています。
現代は高度な情報化社会です。ほとんどの人がスマホを持ち歩き、インターネットに常時接続した状態で生活しています。ドイツのライプニッツレジリエンス研究所のマリアンヌ・ミュラー教授の研究では、ネットに常時接続されていることが精神的なストレスを増加させるということが明らかになりました。このストレスの怖いところは、自覚症状が少ないことです。息抜きのつもりでスマホを眺めることで、かえってストレスを溜め込んでしまう場合も多いのです。
現代社会では、多くの人がストレスに悩まされ、そのストレスが勉強の効果を著しく低下させています。しかし、その事実に気づいていない人が多いのです。私自身、個人だけの勉強なら気づかなかったことかもしれません。
ストレスフリーで夢をかなえた人たち
私がほかの先生たちと大きく異なる点は、勉強をただ教えるだけでなく、ストレスへの対処法を一緒に考え、実践してもらうことに重点を置いたことです。その結果、成績は躍的に向上しました。
冒頭に登場した3人は、どうでしょうか。勉強ができなかった人たちが自ら勉強する習慣を身につけて、「東大!」「京大!」とはいかずとも、それぞれ希望していた慶應大学、北海道大学、ICUへと進学しました。その他にも、TOEIC®の点数を1か月で200点以上アップさせた人や、7年間合格できなかった税理士試験に合格した40代の方など、多くの方が無理なく成果を出しています。
現代は高度な情報化社会だと述べました。誰もが情報発信者となり、簡単に情報にアクセスできる時代です。そのため、刺激的な内容が注目を集め、「一瞬で覚えられる」「10分の1の勉強時間で」といった再現性に乏しい情報が氾濫しています。それらと比べると、インパクトに欠けるかもしれませんが、本書で紹介する「ストレスフリー勉強法」は、最新の脳科学に裏付けられた、誰でも必ず効果が出る勉強法です。
できる限りわかりやすく、実践しやすくまとめました。ぜひ本書の内容を実践し、その威力をご自身で確かめてください。
(*本記事は、『科学的アプローチで勉強がとまらなくなる ストレスフリー勉強法』より一部抜粋し、再編集したものです)