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高速道路を安く利用する方法を紹介する本連載。今回は、平日の6～9時、17～20時に高速道路を利用する人の料金を安くする方法を紹介します。「ETC平日朝夕割引」は、同じ月に対象区間を5回以上走ると約30％、10回以上走ると約50％割引になるという制度。通勤で毎日高速道路を利用する人なら簡単にクリアできますし、通勤でなくても平日にある程度クルマに乗る人であれば、ある裏技を知っていれば、大幅な割引を狙えるのです。（ライター・プランナー 植村祐介）
平日の6～9時、
17～20時に受けられる割引がある
以前の記事で紹介した「ETC深夜割引」「ETC休日割引」の対象日時は、早朝深夜や休日です。そのため前者は、主に高速道路の通行料金負担を軽減したい事業者や行楽客、後者は土日祝日に利用する行楽客が利用するような制度に設計されています。
こうした深夜や休日の割引のほか、ETCには、平日の一定の時間帯を対象とした割引も用意されています。それが「ETC平日朝夕割引（以下、平日朝夕割引）」です。平日朝夕割引は「地方部の高速道路の平日の朝および夕方の走行」が対象となるため、主な適用対象は「地方部に在住し、クルマを使って通勤する利用者」となります。
青と緑は平日朝夕割引の対象になる道路（白は対象とならない道路・一般有料道路・他会社等が管理する主な有料道路）。平日朝夕割引が適用されるのは地方部の高速道路のみで、大都市近郊区間の走行は適用外となる。画像はNEXCO西日本だが、NEXCO東日本、中日本にも、同様に適用外の地域がある 出典：NEXCO西日本 拡大画像表示
ただその適用方法は、深夜割引や休日割引とは大きく異なっています。
