2つ目は、プライベートゾーンはできるだけ人に見せない意識をもつということ。小さい子は無防備なので難しいかもしれませんが、子どものからだに興味をもつ大人や性犯罪者がいるのも事実です。浴場や脱衣所でそういう視線から守るために、「○○ちゃんの大切なところだから、早くパンツをはこうね」などと伝えていきましょう。

 そして、家族以外の人がいる浴場にはできるだけ子どもだけでは入らず、大人がそばで見守るようにしてください。性犯罪の加害者は男性であることが多く、被害者は女性が多いことを考えると、できれば女の子を男湯に入れることは避けたほうがよいでしょう。

 これは浴場に限らず、プールや公園での水あそびも同様です。夏は気分も開放的になるので、裸であそんでいる子どもを見かけることもありますが、必ず水着などを着て、着替えるときも周りへの配慮をするようにしましょう。

 残念ながら、特に日本は子どもの裸の画像がお金になる国です。携帯電話のカメラの性能が上がり、遠くの被写体も鮮明に撮影できて、それが簡単にインターネット上で広まってしまいます。公の場では、子どもの性を利用しようとする人がいるということを大人が常に意識しておく必要があります。また、ふだんからプライベートゾーンに関する約束を子どもと確認しておくことが、防犯にもおおいにつながります。