4ドアのクーペフォルムが印象的な
“ハイパーGT”
ロータス・エメヤは昨年9月にニューヨークでデビュー。ハイパーカーのエヴァイア、ハイパーSUVのエレトレに次ぐ電動ロータスである。4ドアのクーペフォルムが印象的な“ハイパーGT”だ。
国際試乗会はドイツを拠点にオーストリアも走った。中国資本に買収された英国の名門がどうして欧州でと疑問がわく。理由のひとつはADASを筆頭とした最新システムの開発部門がフランクフルトにあること。高出力50kWの急速充電インフラ“IONITY”が存在すること。そして、これが大事だけれど市街地からアウトバーン、山道まで本格GTの出来栄えを試すのに最適な環境が揃っているからだ。
ロータスは、MRのエンジン車、エミーラを最後に電動ブランドとして再出発する。エレトレという電動SUVを先行発売したのは、北米や中国といった巨大市場を意識してのこと。現在は“ブランド知名度の低い市場”でSUVであることは譲れないポイントである。