朝6時に目覚めていれば、5歳の子なら夜8時、小中学生なら9時、高校生なら10時、大人でも11時には眠くなります。眠くなったら寝て、からだと脳を休める。それが翌日以降の最高のパフォーマンスを生むことは、どの年齢でも同じです。

 本当は眠くてからだが悲鳴を上げていても、まだ家事や仕事が残っているから頑張らなくちゃ、と深夜に洗い物や書類づくりをしているようなお母さん、お父さんもいるようですが、それはいけません。

 夜はさっさと寝て、少し早起きして朝にこなしたほうが、家事も仕事もはかどるのです。ぜひ一度やってみてください。

「からだの脳」成長を実感した
高校生の驚きの一言とは?

 どうしても朝起きられないので出席日数が足りずに進級できず、通信制高校に転校した17歳の高校生がいて、彼女にも早起きの大切さを根気よく伝えていました。挫折しながらも朝早く起きることに何度も挑戦していたところ、ある日、「先生、今朝私、5時半に本当にパチッて目が覚めたんです」とうれしそうに笑顔で話してくれました。