私は大学生の教え子たちにも、「夜は寝て、朝は早く起きて目に太陽の光を入れろ」とくり返し伝えているのですが、学生たちから、「騙されたと思ってやってみたら、本当に変わりました」という成功例の報告を何度も受けています。「朝ごはんがたくさん食べられるようになり、日中を活発に過ごせました」「脳がスッキリして、1限目の授業がすんなり頭に入ってくるようになりました」などなど。
人間は昼行性の動物ですから、朝起きたときが最もパフォーマンスがよいはずです。子どもには絶対にこの生活リズムをつけてあげること、「からだの脳」をしっかり育てることが大切で、それこそが子どもを幸せにする方法です。5歳までにできれば最高ですが、大学生でも変わるのですから、何歳でも遅くはありません。
もし我が子が朝に自分から起きてこない、朝ごはんが進まないという場合には、「この子、『からだの脳』が育っていない!」と思って、学習より先にそちらを整えてあげましょう。すると勉強の能率も上がりますし、成績も上向きに変化してくるはずです。