もちろん大人になれば、「太陽が沈んだから寝ます」などとは言っていられませんし、睡眠時間も子どもほどは要らなくなるので、夜は11時までには寝て、朝6時までには起きる、というくらいで十分です。
人生の最初期にはなんとしてもこの土台を頑丈に作っておくこと。これだけは譲れません。小学生の場合、理想的な睡眠時間は一晩に10時間ですが、9時間でもぎりぎりオーケーです。
夜は部屋をできるだけ真っ暗にして、朝になったらカーテンを開けて太陽の光を部屋に入れてやる。これは脳にとてもよい刺激になります。
朝、ベランダに出て直に日光を浴びるようにすると、さらによいでしょう。朝5時から7時の間に太陽の光を浴びると、ハッピーホルモンであるセロトニンや元気ホルモンであるコルチゾールが脳内で盛んに分泌されます。朝と夜のリズムがしっかりできていれば、お腹も自然にすくようになります。
人間が最高のパフォーマンスを
発揮するのは朝起きたとき
逆に、真夜中にも煌々と明かりをつけていたり、スマホや電子機器の画面を見ていたりするのは、「からだの脳」が「育ちはするが頑丈でない」状態をつくる環境なので注意しましょう。
朝、決まった時刻に強制的に起きて光を浴びる。大人でもこれを続けると、1週間ほどで生活リズムが整ってきて、体調がよい方向に変わってきます。