受験生「あいつ、〇〇大出身らしいぞ」「バカのくせに偉そうに」→予備校の事務員さんを小馬鹿にした「末路」がスカッとする!写真はイメージです。被写体と本文の記述は一切関係ありません Photo:Bogdan Malizkiy/gettyimages

計9年間の浪人を経て早稲田大学に合格した経験を持つ筆者・濱井正吾(通称:9浪はまい)が、「大人にタメ口をきく高校生」について解説します。タメ口と大学受験、一体どう関係するのでしょうか?(教育ジャーナリスト 濱井正吾)

「失礼な受験生」の合否は?

 私はかつて、家族の事情などで集中して勉強するのが難しい環境にいました。そこから仮面浪人を経験したり、社会人生活と並行して受験勉強を重ねたりする中で、難関大学合格への熱意が高まりました。そして9浪を経て、念願叶って早稲田大学に合格しました。

 浪人を重ねる過程で、私はさまざまな勉強法や予備校を経験し、さまざまな受験生に会ってきました。事務や応対の仕事をしながら、受験生や受験生の親御さんとコミュニケーションをとっていた時期もあります。

 その中で、私が気になっていたのが、大人にタメ口を使う受験生の存在です。学校教師、塾・予備校講師、職員さん……支えてくださる大人に対して失礼な態度を取る人に、私は憤りを感じたものです。

 そこで今回は、大人にタメ口を使う受験生が大学受験で成功するのかどうかを、知人の体験談を踏まえながら解説していきたいと思います。

 結論から申しますと、タメ口を使う受験生は受験に失敗する確率が高くなると感じています。大人に嫌われることはデメリットしかありません。

 予備校講師に反発し、塾のノウハウを無視して自己流で勉強した「性格が悪い」受験生が失敗をしていることは過去記事でも言及しましたが、それは学校の教師や、塾・予備校の事務員さんであってもさまざまな不利益を被ります。

 そうした事例を紹介していきましょう。