教育系YouTuberの小林尚さんと講師の田村友基さん教育系YouTuberの小林尚さん(左)と講師の田村友基さん。 YouTubeチャンネル「CASTDICE TV」より

MARCH、関関同立、成成明学といった「大学群」を聞いたことがある人は多いだろう。人気や難易度などにより大学をグループ分けしたものだが、なかには今後“崩壊”しかねない大学群もあるという。
教育系YouTuberで個別指導塾「CASTDICE」の塾長でもある小林尚さんが、自身のYouTubeチャンネル「CASTDICE TV」で、崩壊するかもしれない大学群を予想した。

成成明学獨國武の実態とは?

 ある大学のレベルが著しく低下した場合、その大学が含まれる大学群は大学群とは言えなくなってしまう。小林さんは動画の中で3つの大学群を取り上げ、2018年から2022年にかけての偏差値、定員数、志願者数、倍率、一般入学率の推移を分析する。

 まずは成城、成蹊、明治学院、獨協、國學院、武蔵を指す「成成明学獨國武」。

 2018年と2022年の志願者数を比較すると、明治学院はおよそ3割の減少。成城と獨協も2割ほど減らすなか、武蔵は横ばいで踏みとどまっている。

 また、一般入試を経て入学した生徒の割合である「一般入学率」を見てみると、成城が6割から5割に減る一方、武蔵は逆に5割から6割近くまで増やしている。

 偏差値なども含めたデータからは、武蔵の善戦ぶりがうかがえる。以前は同じ大学群でも「成成明学」と「獨國武」に分断されていると言われてきたが、近年は「成成明学武」と「獨國」のグループに分かれつつあるようだ。