「悩む時間は少ないほうがいい」藤本美貴が失敗を恐れないシンプルすぎるワケ

悩みを乗り越えた時に
「やってやったぜ」と強くなれる

　悩むことは、ないです。

　悩んでもしょうがない、みたいな。もはや感情がないのかなって、最近思うくらい。

　特に、仕事に関しては悩みません。怒られるかもしれないけれど、何も考えてない。だって、考えてもしょうがないじゃないですか。その場その場でベストを尽くす。それしかないと思っています。

『ミキティ語録 前しか見ない』（CCCメディアハウス）
藤本美貴 著

　仕事以外だと、たとえば夫婦間のことも、そのときそのときで起こったことに対処していけばいいかな、という感じ。

　子どものことも、まあ本人の人生だしな、って思います。アドバイスはするけれど、それを参考にするかどうかは、彼ら次第だし。

　子どもに対しては、ちゃんと失敗もしてほしいと思っています。大人になって失敗するよりも、いまからいろんな失敗をしてほしい。相手を傷つけてしまったとか、傷ついたとか。それが、経験値になるだろうって思うから。

　でも一方で、悩むって素敵だなって思うんですよ。それを乗り越えたときに、また成長するっていうか、「やってやったぜ」みたいな。1つ強くなれる気がします。