藤本美貴Photo:SANKEI

タレントのミキティこと藤本美貴。登録者数87万人を超えるYouTube「ハロー!ミキティ」の人生相談コーナーでは、歯切れよく前向きな回答が話題になり書籍化。3児の母として育児に奮闘しながら芸能界で活躍し続ける、彼女の人生観に迫る。※本稿は、藤本美貴『ミキティ語録 前しか見ない』(CCCメディアハウス)の一部を抜粋・編集したものです。

今日が悪くても良くても
前のめりで進んでいくだけ

MIKITTY WORDS
自己肯定感が高いとか低いとか、考えたことがないんです。毎日、ただただ前に進むだけ。

 よく「その自己肯定感の高さはどこからくるの?」と聞かれます。けれど、そもそも、自己肯定感が高いとか低いとか、考えたことがないんです。

 もし私が「自己肯定感が高い」のであれば、それは基本的に、反骨心で生きているからかも。たとえば、嫌なことを言われたり、嫌なことがあったときに自分が嫌になるとか、自分や相手を傷つけるとかじゃなく、いい意味のモチベーションで、あの人を見返してやれるような自分になろうと思って動いていくんです。

 結局、自分や相手を傷つけたりしても、何も変わらないから。それよりも、一歩前に進んで、その人よりも素敵な自分になることのほうが大事だし、本当に見返すことができると思う。悔しいことがあったときこそ、頑張る。

 だから、止まっている暇なんてないんです。今日が悪くても、今日がよくても、もう前に進むだけなんです。自己肯定感を考える時間が無駄だから!

 だって「私、自己肯定感、低いから……」と思っても、どうにもならないじゃないですか。だから、ただただ前に進むだけです。前のめりすぎて、たまにどこに向かっているのか、わかんなくなっちゃうぐらいだけれど。