無収入となる65歳から70歳、もしくは75歳までの空白期間を、自己責任で穴埋めしなければならなくなる未来が、相次ぐ法改正でほぼ確定しました。雇用義務は65歳までなので、2つ目の稼ぎ口がない人は下層老人まっしぐら。株や為替の乱高下で新NISAも怖い。そんな人生最大の危機がいずれ訪れますが、解決策が1つだけあります。それはいますぐ、「稼ぎ口」を2つにすること。稼ぎ口を2つにすれば、年収が増えて、節税もでき、お金が貯まるからです。『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』から稼ぎ口のタネを見つけて、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』で、月10万円以上の副収入を誰でも得られるメソッドを公開しています。6000名を超える受講者を成功に導いた新しい働き方を手に入れましょう!
中流階級が消滅! 富裕層と貧困層だけの時代が到来!
日本の世帯平均所得は、1994年にピークをつけたあと、30年間減り続けています(*1)。それとは対象的に、資産1億円超の富裕層は人数も資産額も10年間増え続けています(*2)。
これが何を意味するのか?
それは10年も前に、「格差社会」に突入していたということ。今後ますます拍車がかかり、アメリカのような超・格差社会が到来するでしょう。『武士の家計簿』でおなじみの歴史学者磯田道史さんも、「社会環境がAIの普及で変わる」ので「すみません、格差は間違いなく広がります」と言い切りました(*3)。
超・格差社会とは、富裕層と貧困層しかいない社会です。あなたも、富裕層の仲間入りか、下層老人まっしぐらか、どちらかです。
誰でも、安全・確実に「究極の不労所得」が手に入る
お金はないよりもあったほうがいいに決まっています。選択肢が増えて、自由度が増すからです。
意外かもしれませんが、職業や才能に関係なく、誰もが富裕層になれます。「究極の不労所得」を手に入れれば、お金が雪だるま式に増えるからです。誰でも、安全・確実に手に入れられます。
不労所得は、配当金や家賃収入、本や音楽の印税というのが常識です。でも、株も不動産も、執筆も作曲も、時間と労力がかかるのですから勤労所得と同じです。収益化された後半だけに着目するから、不労所得に見えていただけです。
では、「究極の不労所得」とは何なのか? 答えは「節税」です。一手間かけて節税するだけで、時間と労力をかけずにお金を増やせるのですから、節税に勝る不労所得はありません。
それなのに、「富裕層でないので節税できない」とか、「源泉徴収されるサラリーマンには無縁」という理由で、多くの人にとって節税は他人事です。ほんの一手間で資産を増やせるのに、間違えた常識のせいで気づきません。
そこで、もし「富裕層でないので節税できない」と思われたなら、その常識を捨ててください。なぜなら、「富裕層が節税する」のではなく、「節税する人が富裕層になる」からです。
30年近い銀行員生活を通じて、私は数多くの富裕層と接してきましたが、節税こそが資産形成のメインエンジンでした。
サラリーマンでも400万円節税できる!
サラリーマンが思い浮かべる節税は、ふるさと納税やiDeCo、住宅ローン減税などですが、そんな常識も脇においてください。もっと大きな節税に目を向けてほしいからです。
大きな節税といえばタックスヘイブンですが、グローバル資本家や東証一部上場企業、王族や大物政治家でなければ使いこなせません。その代わりに、日本に居ながら使える「法人」の最小形を使いましょう。
最小形ですから、法人になるのは最小単位の自分や家族だけ。起業家と違って、事務所も従業員も不要です。もちろん、サラリーマンの安定性も手放しません。
3時間と7万円で、年間400万円もの差がつくとしたら、やってみる価値があるとは思いませんか。
課税所得が330万円超の人は、所得税20%+住民税10%+社会保険30%=60%を負担しています(わかりやすく控除等を除きます)。
社会保険料は労使折半の建前で給料を逆算するので、実質負担は15%ではなく30%です。財務省によると潜在的な国民負担率は6割弱なので、辻褄があいます。手取り400万円のサラリーマンの稼ぎは本来1000万円だったのです。
これに対して中小法人の実効税率は約2割なので、1000万円の収入なら手取りは約800万円です。サラリーマンの手取り400万円と中小法人の手取り800万円との差額400万円が、法人という節税装置で得られる「究極の不労所得」だったのです。
「常識の衣を身にまとったウソ」より、「先人の智恵」から学べ
法人住民税や税理士代で赤字になるとか、給料以外に収入がないからムリ、というのも間違えたお金の常識です。しかし、もっともらしい常識の衣を身にまとっているので、ウソだと見抜けません。それゆえ、ほとんどの人は鵜呑みにしますが、無知の代償は下層老人行きの片道切符。その人の人生ですから是非もありませんが、道連れになる家族がお気の毒です。
対照的に、読書で学ぶ人は、富裕層の予備軍です。なぜなら、「常識の衣を身にまとったウソ」に気づけるから。「歴史は繰り返さないが韻を踏む」とは磯田道史さんの口癖ですが、先人から学ぶ術は歴史と読書のみ。
『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい』と巻末に紹介している本を読めば、富裕層が見ている世界を垣間見れて、人生観がひっくり返るほどの衝撃を受けることでしょう。
『やりたいことが絶対見つかる神ふせん』を併せて読めば、本業か副業かを問わず天職まで見つかって、国や親や勤め先から奪われた「自分の人生」も取り戻せます。
先人たちはこのようにして天職を見つけ、稼ぎ口を増やしてきました。あなたにもきっとできると思います。
*1 2023(令和5)年 国民生活基礎調査の概況「Ⅱ 各種世帯の所得等の状況」
*2 野村総合研究所、日本の富裕層は149万世帯、その純金融資産総額は364兆円と推計
**本記事は、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい 年収アップと自由が手に入る働き方』著者による書き下ろしです。