子どものコスパ・タイパ主義は、明らかに女性の社会進出と関係していると私は考えています。働くお母さんが子どもに対して罪悪感を抱くことがあると聞いたことがあります。それでお金をたくさんかけて、いろいろやらせるという方向に走る人もいるとか……。

 でも、そんな必要はありません。子どもの予定を詰め込む必要もないし、お母さんが罪悪感を抱く必要は毛頭ありません。そもそも、お父さんが仕事を休んで子どもの面倒を見ればいいだけの話です。

 罪悪感を抱いているお母さんも、それをさせているお父さんも、子どもを時代遅れのコスパ・タイパ主義に追いやって潰しかねません。

大人も子どもも意識をして
あえて“余白”をつくる

 WBCで日本代表として活躍したラーズ・ヌートバー選手もそうですが、アメリカのメジャーリーグには、アメフトをやっていた選手が結構います。

 大谷翔平選手は水泳をやっていたことで知られています。