繰り返しになりますが、私は109時代に長年抱えていたコンプレックスを乗り越えるために自分と向き合い、自己理解を深め、自信を持てたおかげで、自分の軸を持つことができました。
心に刺さった出来事や人から聞いた話なども含めて、こうしたことを高校、大学時代はノートに、社会人になってからはスマホのメモ機能に書きためています。習慣にすることで、意識的に考える時間を持てますし、整理することもできるので、書いてみることはオススメです。
この積み重ねのおかげで、お客さまからアドバイスを求められたときも、ただ売るためのその場しのぎの言葉ではなく、相手の個性やメリットを考える自分軸のアドバイスをすることができました。
洋服のことに限らず、仕事や恋愛の相談もよく受けましたが、「私だったらこう考える」と1つの意見として(ハッキリと)伝えていました。
記者は基本、相手の話を聞くことに徹します。頼まれてもいないアドバイスをしないことは大前提ですが、109のお客さまには具体的な意見を求めてくる人が多かったのです。「私の洋服のテイストに合うのはどっち?」「デートに着ていくならおすすめは?」と聞かれたときには、その要望に応えるのも大事だと思いアドバイスしていました。