学生時代、109で働き、メイクも服装も派手になって地元では浮いた存在になってしまったという週刊誌記者の山田千穂氏。それでも「私は私だし」「何言われても気にしない」というギャルマインドを育てたことで、人から信頼されるようになったという。現役記者が語る、人との距離を縮める「聞き上手」になるコツと無敵のギャルマインドとは?※本稿は、山田千穂『ずるい聞き方 距離を一気に縮める109のコツ』(朝日新聞出版)の一部を抜粋・編集したものです。
“聞き上手”が実践している習慣
「私は私」のギャルマインドで!
話したい相手の言葉と感情に、まずは耳を傾け、身をゆだねる。これが、実は結構難しい。
自分のなかに余裕と余白がないと、もたないのです。
「自分は自分」「私はここがいいところ」という自覚。
自分の1歩は自分で決める。
不完全な自分に「ま、いいか」「案外いいじゃん、私!」と言ってあげる。
それが聞き上手の土台をつくります。
私は高校時代、進学校に通っていましたが、夏休みは金髪にメイク、ピンヒールのパンプスを履いて遊びに出かけていました。100メートル先からでも私とわかる格好をしていたので、地元界隈では「すごく派手な子」と言われていました。
その後、大学の服飾学部に進学して109で働きはじめてから、着るものはますます派手になり、メイクも一層濃くなり、渋谷以外の街ではかなり浮いた存在でした。でも109のスタッフは似たり寄ったりだったので良くも悪くも慣れて、「私は私だし」「何言われても気にしない」というギャルマインドを育てていったのです。