周囲に流されて決めてしまったけど、自分の意見は何だったのだろう?私はこの件で何を大事にしたかったのかな?そんなふうに日ごろから自分に向き合い、自己理解を深める時間をとってみる。そして書いてみる。すると自分の軸が固まっていくのを実感できます。
自分に嘘をつかないために
「わがままは正直の表れだ」
記者になるまでやりたいことがコロコロと変わった私は、自分勝手でわがままに見られていた時期がありました。109で働いたあと、経営者にインタビューしたり、学生起業したり、1年間会社員生活を送ってみたり、ライター業やイベントの司会をやってみたり……。
周りからは、「何をやっているかわからない」「やっていることがコロコロ変わるよね」と言われましたが、「人と接し、人に話を聞く」という意味ではすべてつながっていたのです。
記者になったあとようやく理解してもらえるようになりましたが、それまでは「いったい何がやりたいの?」「飽きっぽいね」と批判されることも多く、やりたいことをやってわがままに生きるってすごく大変だなと思ったものです。
だからといってやりたくもない仕事をしたら、自分に嘘をつくことになります。批判した人たちも、自分の人生に責任を持ってくれるわけではありません。ですから、「わがままは正直」と自分に言い聞かせて、誰になんと言われようとやりたいことをやってきました。