ここまででかかる時間はせいぜい30秒程度。しかし、これだけでもコップの水の中に白い濁りがかなり浮いているはずです。つまり、カンジダ菌を充分にそうじできているわけです。この舌そうじを続けていくことで、1回ごとにコップの水の中に浮く白い濁りの量が減っていくことが実感できると思います。
無理のない範囲でということで、施設ではこの舌そうじを週2回から始めてもらいました。実際、これだけでも効果が表れました。とはいえ、これは介護施設の職員さんが要介護状態の入居者の舌そうじをする前提で、持続可能性を考えて職員さんの負担を減らすために提案した回数です。できれば1日1回やってもらえればと思います。適切な舌そうじによって、口腔内のばい菌を80%取り除けるという研究もあるようです。
舌そうじは起床後の朝一番に
セットで舌の筋トレも
そして舌そうじの道具・やり方と並んでとても重要なのが、舌そうじをするタイミングです。
人の口腔内が最も汚れているのは一体どの時間帯か。それは起床後、朝一番のタイミングです。なぜなら、寝ている間に口腔内の細菌が増殖するからです。起床後、口が臭くなっているのはこのせいです。