内向的な人でも
社長になることは可能

書影『「内向的な人」の幸福戦略』『「内向的な人」の幸福戦略』(朝日新聞出版)
精神科医 Tomy 著

 次に、それを実現させるために、自分に合った環境を作ります。ここがとても大切なポイントです。自分のやりたいことや、それに至る道筋、あらゆるものを自分ができそうなことに変えていくのです。

 たとえばアナタが「社長になりたい」という信念があったとしましょう。でもアナタは内向的です。すると、多くの人はそこであきらめてしまう。

 でも、何かを成し遂げる人はこう考えます。「内向的な人が社長になるにはどうしたらいいか」。

 たとえば、1人起業なら誰も雇わなくていい。家族に手伝ってもらうとかでもいい。あるいは、1人でできないことを外注してもいい。営業だって必要ない。HPを作って、SNSで広げればいい。それも立派な社長です。

 また、時として「やりたいこと」自体を自分ができそうなものに変えることもアリです。オリンピックに出たいのなら、自分の得意なスポーツを磨けばいいのですが、さすがに誰もが出られるわけじゃない。でも自分の好きなスポーツに関わる仕事につく。オリンピック選手の育成に関わる事業をする。こんな感じに自分のやりたいことを自分ができる形に柔軟に変化させていくのです。

 この2つの方法を組み合わせれば、アナタにだって、何かを成し遂げることはできますよ。

まとめ
内向的かどうかは問題ではない。必要なのは信念と自分に合った環境を作る力。