誰しも悩みや不安は尽きない。寝る前にイヤなことを思い出して、眠れなくなるなんてことも……。そんなときの助けになるのが、『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)だ。ゲイのカミングアウト、パートナーとの死別、うつ病の発症……苦しんだ末にたどり着いた、自分らしさに裏づけられた説得力ある言葉。心が落ち込んだとき、そっと優しい言葉を授けてくれる。Voicy精神科医Tomyきょうのひとことの“言葉の精神安定剤”で、気分はスッキリ、今日がラクになる!

【精神科医が教える】マジメな人ほど要注意…職場で心をすり減らす人に共通する1つの思考Photo: Adobe Stock

自分の感情にフタをしないで

悲しい、辛い、モヤモヤする…そういうネガティブな感情にフタをしようとする人が結構います。

クヨクヨしてはいけないと思い、なかば無理やり「自分は元気だ」「私は心配ない」と思い込もうとする。

家族や知人に心配をかけまいと、そういうふりをすることは、気遣いとしてはあるかもしれませんが、自分のためによかれと思って感情に蓋をしてしまうと逆効果です。

心が凹んだときは…

ネガティブな感情が放出されないと、消化不良となって逆に長引いたり、こじれたりするケースがあるんです。

心が凹んだときは、辛いかもしれませんが、ちゃんと凹んでおくことも大事。無理に元気を出そうとか、明るく振る舞おうとしなくてもいいんです。

ネガティブな感情にフタをして、元気を出すために、やりたくもないことをやっても、その時間はきっと楽しくないでしょう。

悲しさや辛さと向き合ってみる

人間のネガティブな感情の総量は決まっていると思ってください。ネガティブな感情を少しずつ放出してって消費すると考えれば、少しは心が軽くなるはずです。

悲しんだり辛い思いをしたり、モヤモヤしたりすることを繰り返すうちに、だんだん心の耐性がついてきます。

悲しいときは、悲しみと向き合う。ネガティブな気持ちになっていてはいけないなんてことは、ないのですから。

※本稿は『精神科医Tomyが教える 40代を後悔せず生きる言葉』(ダイヤモンド社)の著者が日々お届けする“心のサプリメント”です。