怒られるビジネスパーソン写真はイメージです Photo:PIXTA

2024年度上半期に「ダイヤモンド・オンライン」で会員読者の反響が大きかった人気記事ベスト10をお届けします! 第9位はこちらの記事です。(記事初出時の公開日:2024年7月22日)

※2024年7月22日に公開した無料会員向け記事をもう一度紹介します。全ての内容は初出時のまま

入社後に豹変し、組織を腐らせるモンスター社員。こうした問題社員の本性を採用プロセスで見抜き、入社をブロックする簡単な方法を紹介する。(クライス・アンド・カンパニー代表取締役 丸山貴宏)

面接時は好印象だったのに
入社後に豹変!

 爽やかで清潔感のある人物が、中途採用面接にやってきました。その人物のスキルや経験は、自社が求める人材の要件と完全に一致していました。面接での受け答えも礼儀正しく、好感が持てました。

 そこで採用を決定したところ、入社後に態度が豹変。業務命令に従わず、合理性のない自分の主張を押し通すように。不毛なもめ事を頻繁に起こすトラブルメーカーと化し、周囲の手に負えなくなりました――。

 これはあくまで架空の例ですが、似たようなエピソードを見聞きした人も多いのでは。

 面接で猫をかぶっているモンスター社員が入社してしまうと、一気に組織がガタガタになりかねません。規模が大きくないスタートアップや中小企業では、大ダメージを受けることもあります。まして、そのトラブルメーカーが管理職や経営幹部クラスだったら目も当てられません。

 したがって、中途採用面接を担当する人事・現場社員・マネジャー層などは、転職候補者が「モンスター化」する兆候を採用プロセスの途中で見抜き、入社を未然に防ぐことが重要になります。

 ですが、モンスター社員たちはなかなか本性を現しません。そこで面接官がやるべきなのは、さまざまな手法を駆使して、問題社員に共通して見られる資質の有無をチェックすることです。

 そこで今回は、中途採用で「モンスター社員」を見抜く五つの方法を、転職エージェントがプロの目線で紹介します。