マツダ旗艦SUV「CX-80」が販売開始!「向こう10年、マツダを支える屋台骨」の実力は
マツダのCX-80 Photo: MAZDA

ラージ商品群の投入で
収益基盤の確保を狙う

 マツダが10月10日からクロスオーバーSUV(スポーツタイプ多目的車)「MAZDA CX-80」の国内販売を開始した。CX-80は、マツダが新たに開発した「ラージ商品群」と呼ぶ大型車種のプラットフォームにおける、フラッグシップ(旗艦)モデルSUVとなる。日本発売に先立ち、欧州では4月に初公開、5月から予約受注を開始している。

 ラージ商品群は「CX-60」「CX-70」(北米仕様)、「CX-90」(北米仕様)に続き、今回のCX-80で4車種目となり、これで計画している全ての商品が出そろうこととなった。

 マツダはこの4車種で、年間約20万台のグローバル販売を計画している。毛籠勝弘社長は、ラージ商品群が「収益車種として、BEVに転換するための重要な原資となる。向こう10年間のマツダを支える屋台骨だ」と述べており、マツダの生き残りに向けた重要な戦略車種となる。