ドナルド・トランプ前米大統領は17日、ロシアによるウクライナ侵攻を許したとして、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領を批判した。またジョー・バイデン米大統領についても、「少しでも知恵があれば」開戦前に戦争を止めることができたと述べた。トランプ氏は17日に配信されたポッドキャストでこの発言を行った。同氏はすでにウクライナでの戦争に関するこれまでの発言で物議を醸している。今回の発言により、同氏が11月に再選を果たした場合のウクライナへの対応についても懸念が高まる可能性が高い。同氏はゼレンスキー氏を「これまで見た中で最高のセールスマンの1人」と呼び、米国から膨大な額の支援を引き出したと言及。「これは彼を助けたくないという意味ではない。彼らのことは本当に気の毒に思っている」と付け加えたうえで、「しかし彼はあの戦争を始めさせるべきではなかった。あの戦争は敗北だ。ウクライナはもはやウクライナではない。ほぼ全ての都市が地面にたたきつぶされ、あの美しい黄金のドームはすべて横倒しになり、粉々に砕かれている」と述べた。
トランプ氏、ゼレンスキー氏は「ウクライナ侵攻許した」と批判
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